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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第47章 チューリップ


Sho side

マネージャーがいくつか物件を教えてくれて

一緒は難しかったけど
各自見て回って…

気に入ったのは同じ物件だった

都内で交通の便も良く
セキュリティーも万全

敷地内に車で入り込めば
プライベートも守られるし

フロアに一軒しかないから
他の住人と会うことも無い

大きなテラスは誰に覗かれることもないし

部屋数もそこそこ
広すぎず狭すぎず

寝室だけは大きなベッドを入れられる広さがあった

潤「やっぱあそこが良いよね」

潤が嬉しそうに俺に笑いかけてくる

翔「うん…よかったよ,潤も同じで」

あの家が“俺達の家”になる

潤の知り合いのアンティークの家具がそろってるお店を見に行ったり

電化製品をネットで調べたり

1つずつ…俺たちのカタチが出来上がっていく気がした


翔「潤,明日って夜からの収録だけ?」

潤「うん,だから家…荷物の整理しようかと…」

翔「そっか…悪いんだけどさ…朝から付き合ってくんない?」

どうしても…連れていきたい場所があった

12年前…初めてのデートの帰りに寄った横浜の夜景が見える公園…

その隣に,ある建物…

12年前は人の気配があったけど
この前…たまたま見つけたら
今はもう使われていないみたいだった

でも…その方が都合がいい

俺達の新しいスタートは
2人きりでいいから…

潤「いいけど…どこいくの?」

翔「内緒…行けばわかるよ」

えー?と抗議する潤の唇を塞いで
ドキドキする気持ちを抑えた

潤「んっ…ズルイ…」

翔「明日のお楽しみ…朝迎えに行くから」

トントンとノックの音で慌てて躰を離した

やべ…ここ…仕事場だった

雅「リーダー…って…あれ?リーダーは?」

雅紀が俺たちを交互に見てニヤッと笑う

雅「松潤顔が赤いよ~?仕事中にナニしてんの~?」

潤「なっ,んもしてねーっ…早く大野さん探してこいっ…振付け進まないっ」

翔「潤…それ…八つ当たりだから」

雅紀はケタケタ笑いながら出て行った

そういえばニノも居ないし…
2人きりになると気が緩むから気を付けないと…

仕事仕事っ

そう思いつつ,頬を赤らめている潤にちゅっとキスをした
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