第6章 アパタイト

Kazunari side

本日2度目の…
どうしよう…

智「お前にもやってやるよ」

そう言って大野さんが
覆いかぶさってきた

この家に来たのも
同じベッドに寝てるのも
今こんな状態なのも…

全部自分が仕掛けたことなんだけど

でも大野さんにこんなことされたら…

大野さんの顔が近づいてきて
フワッと大野さんの匂いに包まれた
同時に耳から首筋へヌルッと舌が這う

和「……っふ……ん…」

ただ舐められただけなのに
自分でもびっくりするぐらいの快感に襲われて

とにかく反応しないように
耐えるのが精一杯だった

自分だって触りたいとか
抱きしめて欲しいとか思ってたけど

いざホントにこうなったら
恥ずかしい…

どうしよう…とあれこれ考えながら
目を瞑って耐えていると
大野さんの動きが止まっていた

終わりかな…?

そう思って目を開けると
俺を見つめる大野さんと
視線が絡む

人を惹きこむ様に見つめてくるその瞳は

熱を帯びているように見えて
ドキンと心臓が跳ねた

見つめあったまま顔が近づいて

唇が重なった

和「んっ……ふっ…んんっ…」

最初はそっと触れるだけ
だんだんと深くなり
息苦しくて開いた唇から
舌が入り込んでくる

どうしようとか
恥ずかしいとか
途中から何も無くなって

ただ大野さんの舌を味わった

和「んっふぁっ…はぁ,はぁ…」

唇が離れた頃には
お互い熱は高まって
思考なんて働かなかった

大野さんは俺の服をはぎ取り
俺も大野さんが脱ぐのを手伝った

2人とも生まれたままの姿になって

既に熱く大きくなっている
お互いの中心に手を伸ばした