第47章 チューリップ
Jun side
潤「んぅ…んっ…んん…」
リビングで抱き締められて唇が重なる
舌が絡まりあって…
部屋に水音が響き出した頃
潤「ん…んーっ…しょ,くんっ…」
息が続かなくなって首を振って離して
代わりにキツく抱きついた
暫くそのままお互いを感じていたけど…
どちらからともなくお腹が小さく鳴って
ふふっと目をあわせて笑った
潤「お腹すいたね…ご飯作るよ,何がいい?」
翔くんから離れてキッチンに入って
買ってきたものを冷蔵庫に片付けながら聞くと
翔「んー…オムライス!」
カウンターに腕をついて嬉しそうに笑った
潤「りょーかい♪座ってていいよ?」
そう言っても
翔「大丈夫」
オムライスが出来上がるまで
目の前にいてくれて
久しぶりに翔くんと笑いながら作るご飯は楽しかった
最近は機械的に自分のを作って
胃に流し込むだけだったから…
潤「コレ,テーブル運んで?」
出来上がったオムライスとサラダを渡すと
ソファ前のローテーブルに運んでくれて…
今日は並んで食べたいと思っていたから…
通じ合えてるそれが嬉しい
潤「心の声聞こえた?」
スープを持ってその隣に腰を降ろすと
翔「ふふっ…」
腰を引き寄せられた
潤「食べずらいよ?」
肩がぶつかるその距離に
翔くんの顔を覗き込むと
翔「いいの…ほらもっとおいで?」
ちゅっと軽く唇が重なってから
二人でスプーンを持った