第46章 ヒヤシンス
Sho side
潤から誘いを受けて
3人が飲む個室に案内してもらった
潤「あっ,翔くんっ」
翔「お疲れ,ごめんね…お邪魔しちゃって…」
斗「翔くん♪全然っ…むしろ呼んだの俺だしっ」
旬「お疲れ様でーす」
みんな快く受け入れてくれるから
何気なく空いていた潤の隣に座った
潤「翔くんっ,ビール頼む?あ,あと貝とっといたよ♡」
翔「さんきゅっ」
潤がいつもの調子で俺の世話をするのを斗真がニコニコしながら見ていた
旬「なんか…潤ってマメだよなぁ…」
小栗くんがそんな俺たちをみてポロっと呟いた
…やばい…今日は斗真だけじゃなかったんだ…
斗「でしょ?いい奥さんでしょ?」
斗真が普通に言った言葉にドキッとした
酔ってるとはいえ
奥さんとか…結婚に関すること…
今…この会話は危うい
翔「おい…斗真…」
潤「ふふっ…」
斗真の言葉に反応して
潤がギュッと抱き着いてきた
旬「…潤…ってそんなキャラだっけ…」
潤を見ていた小栗くんの目が
ゆっくりと俺に向いた
翔「あ…いや…おい…潤…酔っ払いすぎ…」
明らかに場の空気が止まってる…
斗真もあちゃーって顔をしてこっちを見ていた
潤「俺,翔くんの…奥さんだからさ…」
その言葉に心臓に何か刺さったみたいな痛みが走った
旬「………え…?」
小栗くんの戸惑う声だけが
個室の中に響いた