第2章 ナービー*Nabi*
Kazunari side
潤の手に塗られたローションが
ぬるぬると中心に塗り付けられる
自分でスルよりも何倍も刺激が強くて
いっきに弾けそうになった
潤「じゃあ…もっと…気持ちよくして…?続き…しよ?」
視線を合わせて潤が囁く
和「うん…待ってね…」
潤の手から逃れて
躰を起こす
再び,蕾に指を這わせた
潤「ぁっ…ちょ…もう…ダメ…」
和「だって…ちゃんと気持ちよくしたい…」
さっきは,気持ちいというより
おかしくなりそうだったって…
そうじゃなくて…
潤にはいっぱい気持ちよくなってほしい…
潤「もう…いいから…和也の…ちょうだい…?」
そう言われて急に緊張した
…いいの?
ホントに…
潤を抱いてもいいの…?
心臓が跳ね上がって…ドキドキ煩いくらいに脈打っていた
和「あ…うん…えっと…」
潤「かず…?」
和「あ…えっと,ゴム…つけなきゃ…」
さっきローションを出した引き出しから
今度はコンドームを取り出した
こっちは未開封…
…えっと…どうすればいいんだっけ…
箱を開けて
袋をビリビリ破るけど
焦って上手く装着できない…
潤「かず…かして…?」
潤の手が伸びてきて
器用にそれを俺自身に付けてくれた
……なんか…慣れてるの…やだ…
ちょっともやもやする気持ちで
顔を見上げると
ん?と笑って首を傾げる
…可愛い…
何人の女の子が…潤に抱かれたんだろ…
ぎゅっと抱き着いて
頬を両手で挟んで唇を塞いだ
でも…潤を抱くのは…俺が初めて…
だよね…??
唇を離すと
変わらない可愛らしい笑顔で
俺を見ていた