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大野さんのバカ

第1章 1


Kazunari side

こうなったら強硬手段

マネージャーに確認したら,明日は2人とも午後入りだったし

運良く同じ現場

だから今日は絶対大野さんの新しい家に泊まる!!

大野さんが後部座席に乗り込もうとしたから無理矢理助手席に押し込んでエンジンをかけた

和「で?どこ?」

ゆっくりと車を走らせながら
新居の場所を聞いたけど
なかなか返事が帰ってこない

和「教えてくれないの?」

さすがにイライラしてきて人通りの少ない路地裏の道に車を停めた

和「なんで無理なの?」

行っちゃいけない理由がわからない
俺なんかした?

シートベルトを外し
大野さんの座る助手席のシートに
手をついた

顔を近づけると大野さんが逃げるから,
さらに近づいて窓にドンと手をつく

シートとドアと俺で大野さんは身動きがとれなくなった

智「ちょっ,ニノ…こんなところで,見られるよ」

和「大野さんが家教えてくれないからでしょ」

「俺,無理って言われて傷ついたんだから…」ってのは渾身の演技で悲痛を表現してやった

引っ越しのコト黙ってた仕返し

智「あれはっ…皆の前だったからっ…んっっ」

言い訳するのに顔をあげた大野さんの唇を塞いだ

智「ん,ふっ,ぁ,,,ダメだって…わかったから,家…行こう」

ようやく望みの言葉を引き出せた

俺は運転席に戻って
再びエンジンをかけた
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