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大野さんのバカ

第3章 3


Satoshi side

ニノから離れようとした理由も
リンとの間にあった出来事も
フライデーに抜かれてしまった経緯も

全部話し終わるまで
黙って聞いていたニノが

和「…ごめん」

そう呟いて

謝らないでほしい,と言う俺に
優しいキスをくれる

和「俺は,最初から…好きだったよ
あなたに愛されてるんだってことも
ちゃんとわかってた…」

抱え込まないでちゃんと話していれば

不安になってる暇があったら
本心でぶつかっていれば

こんなことにはならなかった

智「…ごめん…」

もう何度目かわからない謝罪を口にしても

和「許さないって言ってるでしょ…」

許しを得ることはできなくて

和「でも…愛してる…」

一生許されないくらいの覚悟はある

それでも愛の言葉を貰えるのなら
こらからも傍にいたい,と思う

智「和也…好きだ…愛してる…」

今まで溜め込んだ気持ちは
何度言葉にしても足りないくらいで

だから言葉にする代わりに
優しく唇と唇を重ねる

啄むようなキスを数回繰り返して

重なる唇がどんどん深く合わさっていく

そのまま和也を背後のシーツの上に
ゆっくりと押し倒していく
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