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大野さんのバカ

第3章 3


Satoshi side

とりあえずリハーサルはちゃんとしよう
何があってもプロとしてこの世界で生きてる
メンバーにもスタッフにも
これ以上迷惑をかけるわけにはいかない,と
気持ちを引き締めて
再開されたリハーサルに臨む

それでもニノとの間にできた隙間は
どうしたらいいのかわからなくて

戸惑ってニノには絡めない俺に
ニノはあっさり近付いてきて

俺の手を取って走り
微笑みかけてくれて

でもそんな態度の変わりように今度は戸惑って
ただされるがままに笑いかけて手を握りあった


潤「今日はこれで終了にします
本番,成功させましょう!!解散っ」

松潤の声で終了になって

各自ホテルに戻る

少し落ち着いた頭の中

考えるのはニノのことだけで

やっぱりこのままなんて嫌だ,と
こんなスキャンダル巻き起こしておいて
自分勝手かもしれないけど
もう1度きちんと話そう,と

ニノの姿を探しながら戻るけど

どこにも見当たらなくて

汗もかいたし
シャワー浴びてから連絡でもしてみようと

自室のドアを開けて部屋に入ると

ニノが窓辺に立っていて

智「…は?え?鍵は…?」

俺の問いかけには答えず

視線だけでこっちに来いと合図する


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