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大野さんのバカ

第3章 3


Satoshi side

嵐のメンバーが事務所に呼ばれた,と
マネージャーから聞いて向かう車内
内容なんてわかりきってるけど
心臓がバクバクいって手が震える


そして見せられた記事は
俺も初めて見るもので

そこには確かにあの日の俺とリンが写ってて

息が詰まりそうになる

翔「え……」

潤「リーダー…」

メンバーの戸惑う声が聞こえる中
何も言葉を発せなくて

「大野,事実ではないのよね?」

その問いかけにだけかろうじて

智「…はい…」

と答えた

雅「事実じゃないって…友達ってこと…?」

でも相葉ちゃんの問いかけには

俺らの関係は
確かに“友達”を超えたモノもあったことも
また事実で

だから

智「…ごめん,ほんとごめん…」

謝るしかできなかった

「本人も否定してるし
明後日から宮城のコンサートでしょう?
本番前に記者の前で否定と謝罪してもらう
大野,いいわね?」

智「はい…」

「じゃあ解散。
今日はフラフラしないで各自自宅にいなさい」

その言葉と共に事務所の人達は部屋を出ていった


雅「ま,まあ,嘘なんだったらさ,それでいいじゃん
コンサート頑張ろうねっ」

潤「そうだな…。とりあえず帰ろう,お疲れ」

翔「智くん,大丈夫だよ
また明日,ね?」

みんな優しく声をかけてくれて
それぞれ事務所を出て行って

なんて馬鹿なことをしたんだ,と

智「…っ,ごめ…っ…」

涙が溢れてくる

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