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大野さんのバカ

第3章 3


Kazunari side

宮城入りを明日に控えて
今日は個々の仕事のみのはずだった

「二宮さん,集合かかったんですぐ移動します」

CMの撮影が早く終わって
早々に帰宅する気満々だった俺に
マネージャーが言ってきた

和「え…集合って?何?」

「もう4人揃ってるんで,二宮さん待ちなんですよ」

移動車を神妙な顔して
運転するマネージャー
何かあったのか…と心配になって聞いても

「行ってからお話があると思うんで」

としか言ってくれなかった

和「お疲れーっす」

指定された部屋に入ると
言うとおりもう4人は揃っていて

各々座っていた

大野さんの傍には翔さんがいて
近くに座れなかったから
相葉さんの隣に座った

和「何?」

小さな声で相葉さんに聞いても
首を傾げるだけ

重い空気の中
しばらくすると
事務所の人間が数人入ってきて
ますます重い空気になった

潤「何…どうしたの?」

耐え切れなかったのか
潤くんが誰にともなしに聞いた


「…大野が抜かれたの
明日発売のフライデーよ」

その言葉と共に机の上に置かれた雑誌記事の印刷紙




『嵐』の大野智
10歳年下元女優と
本気の同棲愛全熱撮!

得意げに掲げられた見出し記事

その中に…
メガネをかけた
ラフな格好の大野さんの写真

それから

知らない女の後ろを歩く

大好きな人の姿が収められていた
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