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大野さんのバカ

第2章 2


Satoshi side

日本での個展も連日沢山の方に来ていただいて
大成功で終わりを迎えた

チケットがとれなくて
来れなかった方もいたみたいで
ちょっと残念だったけど…

来年大阪で開催するときは
来れなかった方に当たればいいな,と思う

みんなに来てもらえるのが1番いいんだけど


そして今俺の周りは賑やかで

新曲をテレビ初披露する予定の
ミュージックステーションの楽屋に
久しぶりにメンバーが全員集まって

共演するV6のみんなも来てくれてる

でもそんな賑やかな雰囲気に流されることなく
ニノは俺の膝に頭を乗せてゲームをしていて

こうやって傍にいれるのは嬉しいんだけど

個展で忙しくて練習時間が
あまりとれなかった俺は
新曲の振りが曖昧でちょっと緊張してる

和「大野さん,緊張してんの?」

心を読み取ったかのような
ニノの言葉にびっくりして
膝にいるニノを見下ろすと

和「さっきのリハ,完璧だったじゃん
大丈夫だよ」

って優しく笑ってくれて
なんとなく大丈夫な気がしてくる

智「…緊張してねーし」

でも見透かされたことが
ちょっと照れくさくて

視線をそらして返した言葉に
ふふって笑ったニノはまたゲームに視線を戻した
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