第2章 2
Kazunari side
潤「まぁ…ベタベタしてても違和感はないよね」
タクシーの中
潤くんが何気ない会話のように
話しかけてくる
何が…?なんて聞くまでもなく…
俺と大野さんのこと
和「なんでわかったの?」
そう聞くとニヤリと笑って俺を見る
潤「はい,ダメダメ,ちゃんとしらばっくれないと,大問題だよ」
…やっぱ誘導尋問か…
潤「自分の立場,考えてね」
…わかってるよ…そんなこと
だから我慢してんじゃん…
潤「ま,女関係じゃないだけマシか」
それはおまえだろ!
ってもう少しで言いそうだったけど
タクシーだったからやめた
嵐の中で一番結婚に近い男
「んなわけねーだろっ」
って本人は言ってたけど
世間ではそう噂されてるんだから…
潤「でも…本気?」
真面目な顔で聞かれて
一瞬言葉に詰まったけど
正直に答えることにした
和「うん…」
潤「そう…なら応援してる」
それっきり会話はなかった
でも潤くんのその気持ちだけで
嬉しかった
今迄抱えてた不安が
少しだけ無くなった気がする
許される関係じゃないから
誰にもわかってもらえないと思ってた
でも潤くんは受け入れてくれて…
その上で何も聞かないでいてくれる
俺はメンバーに恵まれてるなって
心から思えるんだ