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大野さんのバカ

第2章 2


Kazunari side

なんで隣にシゲを呼ぶの?とか

なんでそんなにシゲのこと気にしてんの?とか

言いたい文句はいっぱいあったのに

隠れて手を強く握られると…

それだけで,全部どーでもよくなるくらい嬉しくて…

潤「ニノ,もう酔っぱらってんの?顔赤いよ?」

向かいの潤くんに指摘されて
急いで平常心を保とうと努力する

でも,そうしようとすればするほど
強く,何度も握られるから

顔はどんどん熱くなって…

結局お酒のせいってことにしておくために,飲むペースが速くなってしまった



智「ニノ,飲み過ぎだよ,重い…」

…誰のせいだと思ってんの?

悪態は心の中に留めて

酔ったのをいいことに大野さんの肩に凭れる

翔「こっちも二人ベロベロなんだけど…勘弁して」

相葉さんと岡田君も盛り上がって二人して翔くんに絡んでいた

潤「そろそろ締める?大野さん,初日は朝から入るんでしょ?」

潤くんの言葉をきっかけにその場は解散になったけど

俺はずっと大野さんに凭れかかって離れなかった

お金は誰が払ったのか…

それすらわかんないけど

そんなことより
次いつ触れられるかわからない
この温もりを手放したくなかった

「ホント仲良いですよね」

シゲが大野さんに言ってるのが聞こえる

そうだよ

誰も入り込む隙間なんてないんだから

大野さんに凭れる腕にきゅっと力を入れた
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