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大野さんのバカ

第1章 1


Satoshi side

和「一緒にはいらないの?」

なんてニノは平気で俺を誘ってくる

そんなことできるわけがない

ニノは俺の気持ちに気付いてないから
そんなことが簡単に言えるんだ
そう思って勝手に1人で辛くなる

もしこの気持ちに気付かれてしまったら
ニノはどう思うのだろう

いや,その前に
何かの拍子に俺達の関係が明るみに出たら?

ふと考えてしまった可能性に怖くなって

慌てて考えを追払おうとしても

1度考え始めてしまったことは
なかなか消えてはくれなくて

俺達は世間的には仲良しグループで通ってる

でもいくら仲良しグループだったとしても

30を超えた男がいつもくっついてるのは
下手すれば週刊誌のネタにだってなり得る

…駄目だ

仕事でも当然一緒で
その後のプライベートも
メンバーのうちの1人と頻繁に一緒にいるなんて

完璧にじゃなくていい
少しだけ
こうやってご飯を食べてセックスをして
その頻度を減らそう

さりげなく距離を置けば,きっと大丈夫



そしてニノと会わないことでできた時間で
たまたま立ち寄ったとあるバー

そこで彼女と出会ってしまった
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