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大野さんのバカ

第2章 2


Satoshi side

和「…うち…行こ…」

そういうニノに従って
車はニノん家に向けて走り始めた

途中コンビニに寄って
一緒に飲むお酒とつまみになりそうなものと
あと軽く空腹を満たせそうなもの

もともと俺達は食に大したこだわりもないから
それだけ買って再びニノん家に向かう

玄関に入った途端

智「んぅっ…んっ…んんっ…はぁっ…」

鍵を掛けるのももどかしいかのように
ドアに押し付けられて

唇が触れたと同時に舌を絡められて

暫くぶりのニノとのキスに
楽屋でも車内でも我慢していた熱が流れ込んできて

でも

智「先に飯にしよう?
俺腹減っちゃったよ」

そう言って一緒にリビングに入る

だってせっかくの誕生日だから

セックスしたら意識途切れるまで
求めてしまいそうで

だから先にちゃんとお祝いがしたくて

和「グラスとってくるね」

そう言ってキッチンに入っていった
ニノの後ろ姿を見ながら

買ってきた酒と食べ物をテーブルに並べた


グラスとグラスのぶつかる音が響いて

「「乾杯」」

一気に流し込んだビールは
疲れた身体に染み込むような気がする

智「ニノ,誕生日おめでとう」

そう言って用意したプレゼントを差し出した

中身はブレスレット

指輪なんてあげれる関係じゃないけど
他の誰かのモノにはなってほしくなくて

だから俺だけがわかる所有の証

ラフな私服のニノでもつけれるように
普段使いできそうなシルバーのブレスレット
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