第6章 ニノさんのアホ
*N*
どーしよ…
これは俺だけの問題じゃないし…
翔さんも…
あと、涼介のことも話さなきゃいけなくなるし…
迷ってるうちに
智の指がいきなり
服の上から胸の飾りを強く摘まんだ
和「あっ…ぃっ…っ…」
痛みの奥に
ジンとする痺れが響いていた
*S*
きゅっと摘みあげた飾りを
今度はコロコロと指の腹で転がすと
カズの甘い喘ぎが溢れる
智「早く話さないと…このままだよ…?」
ズボンの上から
緩く反応し始めた中心を
膝でするっと撫でるように触れた
*N*
和「んぁ…ぁぁ…やぁっ…さとっ…」
気持ちいい…
もっと気持ち良くしてほしい…
どーしよ…
もう言っちゃおーかな…
智に手を伸ばして求めようとした時
後ろでドアがガチャっと開く音がした
翔「おはよー…って…え…ご、ごめん…」
翔さんと潤くんが楽屋に入ってきた
あ…ここ楽屋だった…
*S*
智「あー…早くカズが言わないから…」
パッとカズから手を離して
躰を起こしてやると
物足りなさそうに
目尻に涙を溜めて俺を見てくる
可愛いその顔に
また押し倒したくなるけど…
理性をなんとか保たせて我慢した…
でもその代わり…
智「ちゃんと言わなきゃ帰ってからもお預けだからね?」
カズの耳元でそう囁くと
ピクン…とカズの躰が跳ねた
その時
バタバタと大きな足音がして
涼「ニノさんっ!!」
ノックもそこそこに
大きな声を出しながら
山田が楽屋に飛び込んできた