第6章 ニノさんのアホ
*N*
楽屋にきた翔さんと潤くん
そんで、なぜか涼介。
役者は揃った。
このままお預けなんて嫌だ。
さとに気持ちいいことしてほしいっ
和「涼介,いいとこに来た」
涼「え?な…なんですか?てかこの記事っ…あ、大野さんに見つかっちゃいました!?」
翔「あぁ、それで智くん怒ってんの?あの人すごいよねー…ニノの熱狂的ファンらしいよ?ブログで彼女ヅラしてるって,すごい噂…」
潤「翔くん…どーやら違うっぽいよ?智さん…翔くん睨んでるよ?」
翔「え?…え??」
戸惑う翔さんと涼介を両脇に座らせて
俺は智の留守中に翔さんとついでに涼介を家にあげていたことを潔く白状した
人間,開き直るのも大事だよ?翔さん。
*S*
潤「翔くん…俺そんなの聞いてない…」
翔「ご,ごめん…でもたまにだからっ…潤の遅い日にニノの相談聞いたりとか…してただけで」
カズが打ち明けた話を聞いて
翔くんは松潤に詰め寄られてる
でも俺はカズをぎゅっと抱き締めた
戸惑ったような顔を見せるカズに
智「話してくれてありがとう…そんなにさっきの続きしてほしかったの?」
ふっと笑って
カズの耳に舌を這わせると
カズが真っ赤になった
涼「あ…あのー…」
座ったまま動けないでいる山田にも
智「カキフライうまかったよ,ありがとな」
そう言ってやると
山田がほっとしたように息を吐いた
でも記事のことも
自分たちが密会してたことも
安心しすぎたのか
瞳を潤ませて
涼「もーっ…心配したのに…っ」
手に持ってた雑誌を放り投げると
ソファにその躰が沈んだ
そして
山田の大きな声が楽屋に響く
涼「ニノさんのアホっ!!」
***END***