• テキストサイズ

大野さんのバカ

第4章 4


Satoshi side

完璧に脱力してる和也の蕾を流そうと
手をソコに伸ばせば
やだ,とかやめて,とか口では抵抗してたけど
躰は動かない様子の和也の躰を流して
温かい湯船の中に沈める

自分の躰も軽く流して

湯船の淵に腕を掛けて
半分寝そうになってる和也を抱き上げた

今までは情事の後,先に和也に風呂に行かせて
その間に気付いたらうとうとしたりして
あがってきた和也に
そのまま寝ないでシャワー浴びてこい,とか
よく言われてたなあ,なんて
思い出してたら思わず笑いが零れて

和「何笑ってんの?」

腕の中からジロリと睨むように見上げられた

智「思い出し笑いだよ」

関係性が変わったコトが嬉しくて
今こうやって腕の中にいてくれるコトが幸せで

尚も笑いを漏らす俺に
怪訝そうな瞳を向けてくるから

智「和也とのコト思い出してたの」

耳元で囁きながら
ベッドの上に降ろせば
じんわりと耳が赤くなって
勢いよく布団の中に入っていった

冷蔵庫から持ってきた水を少し飲んで
布団の中の和也にも渡して

隣に滑り込んで

智「おやすみ」

柔らかい髪の毛にキスを落として

和「…おやすみ」

しっかり抱き締めて瞼を閉じた
/ 149ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp