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大野さんのバカ

第1章 1


Kazunari side

身体の力が抜けて後ろに寄りかかったら背中で少し冷蔵庫が揺れていた

さらに押し付けられて
口内を弄られる

和「んっ…はぁっ…大野さ,んっ…んぅっ」

時折離れる唇の隙間から名前を呼んでも口の中で暴れる舌は止まらなかった

シャツの中には手が入り込んできて

身体中を少しひんやりとした手が滑っている

和「ふっ…ん,んんっ…っっはぁっ」

いきなり胸の尖りをつままれて
カクンと膝が折れた

その拍子にようやく唇が離れ
身体に酸素が入ってくる

和「はぁっ,はぁっ,ん…ね,するならベッドがいい…」

崩れそうになる身体を支えられながら大野さんを見上げた

智「…我慢できない」

ドキンと心臓が跳ねる

そんなこと言われたのは初めてで…

いつもは言葉もなく
ただ身体を重ねるだけだったから

それで十分だったけど…

初めて,求められてる…という
実感が持てて嬉しかった

また冷蔵庫に凭れて立たされて,
あっという間にシャツを脱がされる

押し付けられるように
胸の突起が口に含まれた
舌でコロコロと転がされると
腰に痺れが広がるのがわかる

和「あぁっ…ん…は,ぅんっ…でも,立ってられなっ…ぁあっ」

ますます足に力が入らなくなって
大野さんの腕にしがみついた
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