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大野さんのバカ

第1章 1


Satoshi side

キッチンでグラスを出して
冷蔵庫から飲み物を出そうとして

ビールかお茶かで悩む

今までなら確実にビール

でもビールを出すと泊まるってことで
泊まるってことはそういうコトで

冷蔵庫を開けたまま考えていると

和「大野さんごめん,触ったらついちゃった」

後ろから声が聞こえて
1枚の絵を持って指をピンクに染めたニノが立っていた

何気なくその絵を見ると

智「え,それ…」

つい最近ここに彼女が来た時に
確か書いてたはずの絵で

勝手に置いていったんだ

ニノの指は綺麗なピンクで
でもそのピンクが今は汚く見えて

ニノにアイツの作った色が
付いてることが許せなくて

絵を叩き落とすようにしてニノの手を洗った

床に落ちた絵と
床に付着してるであろう色の心配をニノはしてるけど

そんなことどうでもよくて

目の前にいるニノにただ触れたくて

気付いたら抱き締めていた

ちょっとびっくりしてる顔を
少し上にあげて軽く開いてる唇を塞ぐ

和「んっ…ふぁ…んんっ…」

性急に舌を絡めて
その舌を吸い上げて

久しぶりに聞くニノの甘い吐息と喘ぎに

一気に躰に熱が流れ込んでくる
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