第4章 PRESENT OF HEART
チャコ②ー2 「お邪魔虫??」
<雅紀>
潤が買い物に出かけて
カズと俺は早速掃除にとりかかった
今日は「勤労感謝の日」
いつも頑張って働いてるにぃ達に
少しでも楽をさせてあげようっ!!
と弟達と計画した
今日はめいっぱい頑張って
にぃ達を労わってあげる予定
翔「雅紀~…俺…風呂掃除しようか?」
さっき潤に冷たくされてしょげてる翔にぃが
俺が今から掃除しようとしてる風呂場にやって来た
う~~ん…
ゆっくりしててほしいんだけどなぁ…
でも翔にぃはダラダラできないタイプだから
ゆっくりって何をしてればいいのかわかんないのかもしれない…
雅「じゃ…お願いしよっかな…?」
翔「マジで!?いいの!?」
翔にぃは目を輝かせて俺からスポンジをひったくった
…そんなに掃除したかったのかな…
雅「じゃぁ,俺はトイレ掃除してるから~」
翔「おぅ,宜しくっ」
軽快に風呂場に入って行く翔にぃを見送って
俺はトイレに向かった
雅「よしっ」
始めよう,と腕まくりをした瞬間
翔「雅紀~…浴室用洗剤の詰め替えってどこだっけ~」
翔にぃのでかい声が響いた
急いで風呂場に戻ると
泡だらけの翔にぃが浴室の中に立っていた
…ものの1分の間にいったい何が…!?
雅「翔にぃ…もう…洗剤つけなくていいから…流して流してっ」
翔「そぉか~?」
翔にぃは泡だらけの手で蛇口をひねった
翔「おわっ,滑ったっ」
雅「えっ…ちょっ…うわぁっ…」
頭の上から滝のような水圧のシャワーがなだれ落ちて
ついでに翔にぃも俺の上に降って来た
雅「いってぇ…」
俺は腰を打ち付けて
翔にぃを抱えるように浴室の床に転がった
翔「雅っ大丈夫!?」
雅「大丈夫じゃないよー」
翔「ごめんごめん………って…おま…なんかエロっ」
翔にぃがいきなり,びしょびしょのTシャツの上から胸の飾りを指で抓んだ
雅「あんっ…ちょ…翔にっ…やだっ」
もがいてもシャワーで濡れた布が張り付いて
逃れられない
翔「さっき仲間はずれにした罰…」
雅「んんっ…んぅっ…」
俺に跨ったまま,ぷっと剥れて唇を塞がれた
もう…っ
全然計画が進まないよ…っ