第4章 PRESENT OF HEART
ちろ①-2 「にぃたちには内緒!」
<潤>
勤労感謝の日だから
いつも働いてくれているにぃたちにお礼をしようと
今日は朝から和にぃと雅にぃと計画を立てていた
和「じゃあご飯は潤くんメインで」
潤「任せてっ!」
雅「掃除とかも今日は全部俺たちがやろう」
潤「当然っ」
やることの担当をしっかりメモしながら
チラチラとこっちを気にする翔にぃの視線から
なんとか逃れていたのに
ちょっと油断した隙に
翔「お前らさっきから何やってんの?」
気づいたら後ろに翔にぃが立っていて心臓が跳ねた
潤「ぉわっ…翔にぃっ…ちょ,あっち行ってて…っ」
慌ててメモを隠すと
雅にぃが翔にぃをソファに連れ戻してくれた
ホッとしてメモから手を離すと
和「潤くん…あんなに慌てたら余計怪しまれるじゃないですか…」
呆れたような和にぃの声がして
潤「え…あ,ごめ…」
今度はこっちに慌てて謝る
でも手をぐっと引かれて
躰が和にぃの腕に後ろから包まれた
その手がスルリとシャツの中に入ってきて…
胸元を撫でられる
潤「あっ…ちょ…計画…っ」
和「もうある程度決まったし…バレないためにカモフラージュしなきゃね?」
耳元で聞こえた和にぃの声に躰が揺れると
雅「俺も混ぜろっ」
戻ってきた雅にぃに唇を塞がれた