第28章 みかん
一階の寝室へ行くと、もう我慢できなくて。
ぎゅっと抱きしめた。
ニノも俺の身体に腕を巻きつけてぎゅっと抱きしめてくれた。
「ニノ…ずっと我慢してた…」
「ん…ごめんね…」
「好きだよ…」
「うん…翔さん…俺も…」
そう言ってキスをねだってきた。
そっと唇を重ねると、俺は震えた。
それだけで気持ちよかった。
唇の先から、ビリビリと快感が身体を突き抜ける。
堪らない。
もっと欲しくて、舌で唇をこじ開けた。
舌を見つけて絡めた。
長い時間、そのまま舌を絡ませた。
いやらしい水音が室内に響いている。
カズヤと雅紀が寝室の前を通って行った。
でもこちらには顔を出さなくて。
気を使ってくれたのかな。
そんなことを思っていたら、ニノが俺をベッドに押し倒した。
「翔さん…なに上の空になってんの?」
「あ、ごめん…」
ニノがにやっと笑った。
「今日は、俺のしたいことしよ?」
「え?」
ニノは俺のお尻に手を伸ばした。
ベッドと俺のお尻の間に手を入れると、ぶにっと揉んだ。
「今日は俺がヤるから」
「ちょっ…!何いってんの!?」
「カズヤと相葉さんにはヤらせといて…俺も欲しい」
「だっ!だめだって!封印したんだからっ!」
「じゃあ、この鍵でこじあけまーす!」
そういうと、自分のモノを取り出した。
やっべ…本気だこの人…