第27章 ワインレッドscene3
温泉が熱い。
潤の指が俺の口をこじ開けた。
お湯が入ってくる感覚がする。
それだけでもなんだかおかしな気分で。
潤の指がすっぽり入ってしまうと、中があったかくなって。
そのままゆっくりと潤の指は動く。
俺がいつも潤にしているように。
俺の気持ちいい場所を探し当てると、潤はそこを軽く擦った。
「んんっ…」
唇を塞がれているから、苦しい。
「んっ…あっ…」
急に潤の唇が離れていって、一気に空気が喉に入ってきた。
「はぁっ…も、潤…」
「なに?」
真剣な顔をしている。
「バカ…」
そう言うと目を閉じた。
上半身をお湯から出して、ヘリに腕を掛ける。
ちょっとは熱さがマシになった。
潤の指はずっとそこを擦ってて。
俺の身体はビクビク跳ねる。
突然、凄い快感がきた。
「あっ!?」
潤の指がぐいっとそこを押したのだ。
「潤っ…ダメだって…」
さっきよりもすごい勢いで快感が襲ってくる。
「あぁっ…んんっ…」
大きな喘ぎが出てしまって焦る。
潤が俺の胸板を舐めたかと思うと、乳首を口に含んだ。