第26章 ホワイト
カズヤの身体を拭いてやって、抱きしめて寝たらすぐ朝になった。
起きたら、翔さんと相葉さんが寝室のドアを開けて立ってた。
「…なに?どうしたの?」
「そりゃこっちのセリフだ…」
相葉さんが俺が捨てたコンドームを持ってた。
それはたっぷり二回分入ったやつで…
「ふぉおおおおっ」
ヤメろ…恥ずかしいだろおお!
「こりゃあ、どういうことだ。ニノ…」
翔さんが真顔で迫ってくる。
カズヤはベッドにいなかった。
アイツ…逃げたな…
「いや、その…えっと…結ばれました…」
「どっちがどっち!?」
「え?」
「だからネコでタチなの!?」
「え?なんだって?ね、猫?」
「上か下か!」
相葉さんまでぐいっと迫ってきた。
「俺が上…」
ふたりで頭を抱え込んだ。
「なんだよっ!どういうことだよっ!」
「「 見たかった! 」」
ハモった。
…アホか…