第24章 Coke+シーモスscene2
ママは大柄な人で、180センチはあろうかという大男だった。
俺の顔を見て死ぬほどびっくりして倒れそうになった。
「こんばんは。カズヤのことで話があります」
そういうと少し顔が男らしくなった。
ビンゴだ。
この人なにか知ってる。
「どこか話せるとこありますか?少しだけ時間ください」
ママは少し困った顔をして考えてから、隣の店に行った。
そこは今日休みで。
どこからか鍵を手に入れてきて開けて入った。
「どうぞ」
声も男らしかった。
電気を点けて店に入るとソファに座った。
ママはまじまじと俺の顔をみた。
「ニノ…よ、ねえ?」
「はい。嵐の二宮です」
そういうと営業スマイルを炸裂させた。
ママはまた倒れそうになった。
「すいません。手短に。今、カズヤを保護しています」
「え?…なんで?」
「俺じゃなくて、相葉が」
そういうとママは本当に倒れた。
「まっ…まっ…まーくんが!?」
ママは倒れながら死にそうになって言った。
「大丈夫ですか…?」
「いえ、すいません…」
そういうと大男は起き上がった。
「で、なんでまたそんなことに…」
「いろいろありまして…パパってご存じないですか?」
これが聞きたくてここまできた。