第24章 Coke+シーモスscene2
「やっぱり…似てる…」
そう言って俯いてしまった。
「相葉さん…?」
「カズヤと良く似てる…」
「俺のほうが年上だから、カズヤが似てるんでしょ?」
そうまぜっかえしてみても乗ってこなかった。
純真だなぁ…この人…
ほんとにカズヤの事好きなんだな…
アレ?俺のことは?
なんだか強烈に恥ずかしくなってきた。
もしかして相葉さん、カズヤにマジ惚れしてんじゃないの?
どうしよ…
ヤってやるとか思ってた俺、恥ずかしい…
そう思っていたらルームサービスが届いた。
ワゴンが入ってくると、いい匂いが漂ってきた。
「…とりあえず食べよっか」
そう言ったら相葉さんは顔をあげた。
「和…」
そう言って俺を抱きしめた。
アレ?どっちなのこの人…
わけわかんない。
そのまま俺は相葉さんに抱かれていた。
「冷めちゃうよ…相葉さん…」
「うん…」
それから俺達は、はしゃいだ。
無駄にエネルギーを使わせたかった。
食べ終わったら、ヤるまでもなく相葉さんは電池が切れるように寝てしまった。
俺はそっと髪の毛を撫でた。
翔さんとはまた違う愛おしさがこみ上げている。
ずっとずっと友達。
俺のそばに居てくれた大事な友達。
ハワイでのあんなキスを忘れられなくて、ずっと俺を思っていてくれた、大事な人。