第24章 Coke+シーモスscene2
次のレギュラー収録日。
みんなが楽屋から引き上げるとき、相葉さんを呼び止めた。
「今日ちょっとご飯いかない?」
ずっとカズヤと一緒にいるから、相当相葉さんは参っていた。
「翔さんがカズヤみてるからさ。ご飯、いこ?」
そう言うと、相葉さんの顔が緩んで笑顔が見えた。
翔さんがそんな俺達をみて、微笑んで去っていった。
あらかじめ翔さんとは話してあった。
「…じゃあいこっかな…」
相葉さんは俺に手を引かれてついてきた。
相葉さんの車に便乗して、ホテルへ行った。
「え?ご飯食べるんじゃなかったの?」
相葉さんはどぎまぎしていた。
「ルームサービスで食べるんだよ」
そう言ってやったら納得してた。
ばーか…ヤるに決まってんだろ…
ヤるだけヤったら寝かしてやる。
それが今日の目的だった。
インターコンチネンタルに予約を入れておいた。
ルームサービスも。
着いたらもう食べるだけにしておいた。
チェックインして、部屋にいくとすぐにルームサービスを持ってくるよう、フロントに電話した。
「和…手回しよくね…?」
ちょっとだけ呆然として相葉さんが言った。
「いいじゃない。たまには」
そういって微笑むと、相葉さんの顔が強ばった。