• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第23章 レイヴンscene1


俺達は、嵐のメンバーには付き合っていることを告白して、隠そうとしなかった。


メンバーに隠し事は嫌だよねって二人で話し合って。


だからメンバーの前では好きにさせてもらった。


いちゃいちゃはしてないつもりだけど、二人でいることが多くなった。


年末を乗り越え、俺のドラマも決まった1月のことだったろうか。


俺と翔の二人だけの仕事が、テレビ局であった。


楽屋に二人だけで、いつものメンバーがいなくてちょっと閑散としていた。


ついてきてるマネの数も少ないから、人の出入りも少ない。


俺と潤が付き合うようになってから、ずっと翔の元気がなかった。


それはわかってたんだけど、原因は思いつかなかった。


その日も楽屋で翔は、俯いていることが多かった。


収録が終わって楽屋に戻って、次の仕事の打ち合わせが終わったら深夜になってた。


俺は車で来ていたから、マネを先に帰した。


翔も車だったようで、マネとチーフを帰してた。


着替えていると、翔が入り口に立っていた。


何してるんだろうと思ったけど、俺は着替えを続行した。


カチャリと音がした。


鍵のかかる音だな、と思った。


なんで鍵なんか掛けてるんだろ。


そう思って振り向いたら、翔が後ろに立っていた。

/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp