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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第23章 レイヴンscene1


その晩は一回しかできなかった。


当たり前だ。


昼間やってる。


でも疲れてるからというと潤は納得してくれて。


「じゃあ腕枕」


そう言って俺の胸に飛び込んでくる。


「かわいい…潤…」


ぎゅっと抱きしめると、いい匂いがした。


「香水変えた?」


「ううん?あ、雅紀の使った」


「え?」


「だって、雅紀と一緒にいる気分になれるんだもん…」


そういうと真っ赤になった。


「潤…もう…かわいいやつめっ!」


そういって頭をぐしゃぐしゃと撫でた。


「ひどいまーくん…」


「かわいいことするからだ」


「だってぇ…まーくんと少しでも一緒にいたいんだもん」


甘えた声で言う。


上目遣いで見上げられると、もうたまらない。


「ごめんて…なるべく早く帰るから…澤部と飲みに行かないから…」


「澤部を取るなら、この家でてくよ?」


まだ住んでもいないけど、潤がふざける。


「バカ…」


そういってぎゅっと抱き寄せる。


「……家に来いよ」


「え?」


「一緒に…住もう?」


「いいの?」


「お前とずっと一緒に居たい…」


「雅紀…」

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