第23章 レイヴンscene1
「あぁっ雅紀っ…俺…」
手を沿えて扱いた。
唇と舌と手で愛撫すると、あっという間に翔が大きくなって、俺の口で果てた。
「あぁぁ…まさ…」
翔の身体から力が抜けていく。
俺は翔を指に塗り付けて、そのまま後ろの口に持っていった。
身体が緩んでいる翔の後ろは、柔らかくて入りやすい。
そのまま指を入れてそこを解した。
「まさきっ!ダメっ…イったばっか…」
翔が止めようとするけど、身体に力が入ってないから、気にならない。
「翔のここ、だんだん解けやすくなってきたね…」
「え…?」
「あの時が初めてだったんでしょ?」
「うん…」
そういうと、顔を逸らした。
耳まで真っ赤だ。
「大変だったよね…楽屋なのに。翔ったら、襲うんだもん…」
「も、忘れて…お願いだから…」
「忘れないよ…?翔が俺を求めてくれた日だよ?」
「やだよぉ…」
「血まで出たね。初めてだから」
「やめて…」
「でもあの時の翔、本当に淫らだったよ…」
「やめて…雅紀…」
そういうと顔を手で覆った。
泣いている。
それほどあの楽屋での出来事は、翔にとって一大決心だった。
決死の覚悟だった。
俺にはそれが良くわかった。