第23章 レイヴンscene1
いつの間にか寝ていた。
目が覚めると翔が俺の寝顔を覗きこんでいた。
「…起こしてくれればよかったのに…」
「だって…寝顔なんてめったにみれないから…」
そう言って翔は俯いた。
罪深いことをしている。
わかってる。
でもどうにもできない。
「翔…好きだよ…」
これも俺の本心だ。
翔を抱きしめると石鹸の香りがした。
そこでもう我慢ができなくなった。
「欲しい…翔…」
そういうとベッドに押し倒した。
翔のバスローブを剥ぎ取ると、乱暴に翔を咥えた。
「んっ…雅紀っ…いきなり恥ずかしいっ…」
そういって足を閉じようとするのを押さえて、足をこじ開ける。
翔はみるみる俺の口の中で大きくなる。
「た、まってるから、早くでるっ…」
そんな翔が愛おしい。
俺の髪を掴みながら、快感をめいっぱい楽しんでる。
だんだん顔が蕩けてくる。
口の端から唾液が漏れる。
翔の雫はどんどん俺の口の中に出ている。
「出して?翔…飲んであげる…」
そう言うと、身を捩って嫌がる。
「だめっ…飲んだらだめっ…」
「ちょうだい…翔…」
俺は構わず翔を奥まで咥え込む。