• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第23章 レイヴンscene1


車のエンジンを切ると、スマホを手に取る。


『今、帰ったよ。また明日ね』


手短にメッセージを入れる。


暫く待つと返事が帰ってくる。


『うん。明日、楽しみにしてる』


そう返ってくる。


俺は満足してスマホをポケットに入れる。


車から降りると、部屋に向かう。


部屋に入ると、いい匂いが漂っていた。


恋人が来ていた。


「あ、お帰り。雅紀」


そう言って、艶やかに微笑む。


「ただいま、潤」


そういうと、歩み寄ってキスをする。


「今日は何を作ってくれてるの?」


「ハッシュドビーフ」


「ええ!?凄いなぁ…」


「ルー使ったから、簡単なの」


そういうと得意気に笑う。


「不器用だから、手抜きだよ」


笑った顔がすごく綺麗で。


俺はまたキスをする。


「潤…かわいい…」


そう言って抱きしめる。


俺と同じくらいの高さに顔があるから、キスがしやすい。


軽く触れるだけじゃ我慢できなくなってきて、唇に舌を割り込ます。


「んっ…雅紀、まだ、だめ…」


頬を赤く染めて潤が逃げる。


「なんで?シたいな…俺…」


「もう、最近そればっかじゃん…」


そう言いながらも潤の身体は熱くなっていて。


「じゃあ、食後のデザートにとっておきます…」


真面目な顔をしていうと、潤が噴き出した。
/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp