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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第23章 レイヴンscene1


俺はゆらゆら漂っている。


あちらの海とこちらの海。


両方とも取れる魚も違うし、風景も違う。


どちらも眺めていたい。


でも…


本当はどちらも取れないことを俺はよく知っている。


知っているけどやめられない。


華やかな夕日が沈む海。


深海の何の音もしない海。


どちらも俺には魅力的で。


だから波に任せて漂ってる。


太陽が俺を突き刺したとしても。




俺、相葉雅紀。


今はただ、眠ってる。
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