第21章 ラズベリーscene3
お風呂に一緒に入った。
智くんの背中を流していると、うーっと声を出す。
「なに?」
「人に背中流してもらうのって、気持ちいいな」
そう言って、またうーっと唸る。
「お、おっさんか…」
思わずツッコミを入れる。
「いや、おじいちゃんだな…」
自覚あるんだ…
「おじいちゃんは、こんな元気じゃないでしょ…」
俺は背中から手を回して、智くんのアソコに触った。
「あっ…ちょっと翔ちゃん…」
泡でヌルヌルしているから、すぐに硬くなった。
ふふっと思わず笑いが漏れる。
「翔ちゃん…最近スケベじゃね?」
「そう?」
「あれだ…なんか、最近羞恥心が薄れてきた」
「えっ」
「最初はバージンみたいだったのに」
「嫌?」
「ううん。スケベな方がいい」
そういうと俺の方に向き直って、俺のアソコを掴んだ。
「だって、俺もスケベだもん」
そういってにっこり笑って俺を扱いた。
「あっ…智くん…」
前かがみになったけど、やめてくれなくて。
俺が固くなったら手が離れていった。
「あ…」
「いいね。その物欲しそうな顔…」
そう言ってキスしてくれた。
俺、そんなスケベかなあ…?
だって、欲しいんだもの。
智くんが。
智くんの全部が。