第3章 きみどりscene2
さっきはあんなに大胆だったのに、いざそれが露出するととたんに恥じらう。
本当にかわいい。
「やあっ…いきなりそんな吸わないでっ…」
シュボシュボッと音をわざと立ててやる。
男のなんてかずのしか咥えたことないけど、同じ男だからどうやったら気持ちよくなるかなんてわかる。
すぐに気持ちよくしてやる。
先端を舌でくすぐり、ベロリと舐める。
すぐに頭を上下させて何度も何度も口壁で擦り上げる。
かずを握りこんだ手は、一定のリズムで上下に擦って、快感を忘れさせない。
「あっ…ああ…やだ…大野さん…」
そういうと、かずは俺の髪の毛を左手で掴んだ。
「すぐイっちゃう…っ…」
俺が痛くならないよう、髪の毛を掴む手にはさほど力がかかっていない。
ソファを掴む右手の白さに、快感の大きさを感じた。
口のなかに、かずの雫の味が広がった。
感じてくれている。嬉しい。
「イって?かず」
「やだっ…ああっ…んっ…」
再び咥えこんだ。
ジュボジュボと咥えていると、かずの雫がどんどん出てきて、口中がかずになる。
もっと出して。もっと。
「やっ…大野さん、イっちゃう…」
無言でその速度を上げる。
「だめっ。また飲んじゃだめっ。顔離してっ…」
そんなお願い聞かない。
「あっ…やあっ…やだっ…いっちゃ…」
俺に出して。イッて。
「イッ…く…」
ドクンドクンとかずが脈打って、俺の口の中が、かずでいっぱいになった。
それを出しきるまで待って、静かに飲み込む。そのまま俺の口の中で萎えたかずを舌でくすぐる。
「ひゃっ…だめっ…イッたばっかりっ…」
ビクンビクンとかずの身体が揺れるのを見上げると、なんともいえない幸せな気分。
萎えたかずを解放してやると、しばらく荒い息をしてソファに横たわるかずの髪にキスをした。