第18章 ミントscene1
和也の意識が覚めて、身体が動くとのことだったから、そのままリハは予定通りすんで、生放送もいけた。
ただ、終わる頃には身体に力が入らなくなってて、立ってるだけでも大変だった。
俺はみんなに見えないように和也を支えてた。
帰りは速攻マネージャーに車を用意してもらって、自宅まで直で送ってもらった。
マルのことはマネージャーを通して、事務所に報告してもらった。
ぜってー許さねぇ…
家に入る前に、和也は倒れた。
限界だったんだろう。
俺は和也を抱えて玄関を開けて中に入った。
靴を脱がせて、和也を風呂に運ぶ。
松潤が、家に帰ったらすぐ風呂にはいれと言っていたからだ。
塩水のお風呂を作る。
そこに和也を浸して、自分も入る。
松潤によると、これでお清めになるらしい。
和也は深い眠りに入っていて目が覚めない。
なるべく塩水を和也の身体に摺りこんで、綺麗にしてやる。
体中撫でてやった。
それでも和也は目を覚まさない。
ちょっと不安になった。