第17章 ヴィンテージ・ワインscene1
棒をひねりながら、徐々に深く差し込む。
ステンレスの冷たさが響いた。
動きたくても動けない。
得体のしれない快感がアソコからダイレクトに伝わってくる。
「あぁっ…やだぁ…やめてよ…」
差し込んだ先で、棒を小さく上下に動かす。
「あっ!?やっ…あぁ…」
大きな快感が襲ってきた。
「やだっやめろっ…!」
こわい。
なんでこんな気持ちいいの?
「和也、イイんだ…」
潤が嬉しそうに俺を見る。
「やだっよくないっ!もう外して!」
「これ、癖になるくらい気持ちいいって言ってたけど、ホントなんだな…」
「知らねえよ!てめえでオナってろよ!」
「和也にやらないと意味ない」
「…なんで俺なんだよぉ…」
「お前が好きだから」
「そんなのただの独占欲だろ…」
「和也じゃないとダメだ」
「潤は俺のことなんか見えてないじゃん…」
潤は棒の動きを大きくした。
「あああっ…くっ…やだぁ…」
汗が噴き出てくる。
快感を逃したいけど動けない。
手首を縛るロープが食い込んで痛い。
大きな快感の波が俺を飲み込んでいく。
「はぁっ…あっ…ああっ…!」
口を開けていないと酸素が足りない。
息がどんどん上がってくる。
アソコから広がる快感は、背筋を通って全身に行き渡った。
心臓以外に。