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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第16章 ラズベリーscene2


その日は結局、翔ちゃんは入院することになって。


俺は付き添うって言ったんだけど、ずっと翔ちゃんは怒ってて。


結局、家に帰らされた。


松にぃも含め、みんな帰りの道中で俺を慰めてくれたけど、ぜんぜん耳に入らなくて。


皆には申し訳ないことした。


痴話喧嘩ってヤツに巻き込んで…


松にぃには、車を降りるときポンと肩を叩かれて。


「お互い、ヤキモチ焼きが彼女だと苦労するな」


って言われて…


知らないよ…相葉ちゃんそんなヤキモチやきなの?


家に帰ったらもう、落ち込む一方で。


メールしても返信はなくて。


結局、次の日も翔ちゃんは俺の家に帰ってこなくて。


退院してるはずなのに。


その次の日もこなくて。


その次の日も。


レギュラーの収録日に会ったら、普通で。


でも、俺と目を合わせてくれなくて。


本当に怒ってた。


徹底的に俺はスルーされた。


皆は気の毒そうに俺たちを見てる。


収録が終わって、楽屋に戻ってきてもそれは変わらなくて。


収録中は普通にしてくれたのに。


俺はどんどん落ち込んでいった。


帰ろうと荷物をまとめていると、ニノが近づいてきた。

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