第16章 ラズベリーscene2
「はぁっ…智くんっ…」
翔ちゃんの手が俺の肩にかかる。
初めてのとき、翔ちゃんが付けた傷はまだ盛り上がって痕になってた。
それを翔ちゃんの指がなぞる。
これが好きみたい。翔ちゃん。
だから俺はあえて治そうとしてない。
翔ちゃんの指が俺の傷をいじっている間に、俺の手は翔ちゃんの股間に伸びた。
翔ちゃんのそれは、既に熱くなってて。
うんと張りつめて俺を待ってた。
触ると翔ちゃんがびくんと揺れた。
俺の肩を触ってた手に力が入る。
俺は翔ちゃんを握ると、ゆっくりと扱いた。
乳首を舐める口は、激しくして。
「あっ…あ…さと、しくん…」
翔ちゃんが気持ちよさそうに目を閉じた。
だめ、閉じちゃ。
俺は翔ちゃんを扱く手の動きを急に荒くした。
「目、開けて?俺をみて?」
「あぁっ…智くん…」
とろんとした目を翔ちゃんは開けた。
ヤバイ。
このままじゃ翔ちゃん寝る…
最近の経験からわかる。
翔ちゃんは寝に入ってる。
俺は焦った。
しょうがなく、すぐに起き上がってオイルを取り出す。
指に沢山塗りつけて、翔ちゃんの後ろへ指を滑らす。