第15章 Coke scene1
でも俺の中に、何かが残る。
べろっと舌をだして、唇を湿らすとその何かが勝手に動き出す。
ふたりが俺の顔をみて、表情を変える。
「キス…したい…」
ふたりが顔を見合わせた。
「してくれないの?」
そういうと、二人同時にこようとして、頭をぶつけた。
「いって…」
「雅紀、おまえ…」
ふたりで頭を抱え込んでるのがおかしくて。
くすくす笑ってると、翔さんに抱き上げられた。
「まだ身体に力入ってないじゃないか…何、誘惑してんの?」
「そうだよ…ばかだな…かず…」
翔さんが俺を抱え上げて、肩に俺の顔を載せてくれた。
そのまま相葉さんの方に背を向けてくれた。
相葉さんが俺にキスをしてくれた。
「満足?かず」
そういって優しく笑ってくれた。
そのまま翔さんに引き起こされて、頭の後ろを翔さんが支えてくれて。
翔さんがキスをしてくれた。
「気持ちいいの?ニノ」
翔さんも優しく微笑んだ。
「うん…気持よかった…」
俺は正直に答えた。
「やっぱり、ニノはエロいんだね…」
「ほんとだよ…セックスの最中に豹変しやがって…」