• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第15章 Coke scene1


つまんない…


ソファに上って、ごろっと横になる。


クッションをぎゅっと抱えて丸くなる。


こんなとき、自分からあの輪の中に飛び込んでいけない。


本当は飛び込みたいんだけど、何かが邪魔していけない。


あまのじゃくな性格のせいかな。


キッチンに背を向けて、じっと背もたれを眺めた。


「よし、これでOKだな」


そう言いながら翔さんがキッチンから出てきた。


「んー翔ちゃん、ありがとう」


相葉さんが伸びでもしながらか、間延びした声で歩いてくる。


「あれ、ニノ寝た?」


「あ、またあれじゃね?うそ寝」


「雅紀、行って来い」


「アイアイサー」


そういうと、相葉さんが俺の背後に来た。


なにをされるかはわかった。


「やっ…やめてぇ~~~~!」


くすぐられた。


「おら、この悪魔が…!俺らにもレッツシェアしろ!」


わけのわかんないことを相葉さんが言っても、返事もできない。


「っひぃ~だぁって…だぁってぇ…」


「ほら、レッツシェア!」


「し、知らないよ…何をシェアするのさ…ひぃ…」


「おまえだよ」


急に翔さんがソファの後ろに立った。


「え?」

/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp