第14章 ショコラscene1
雅紀の胸に顔を埋めると、乳首を口に含む。
舌でその先を弄ぶと、雅紀の口からは艶のある喘ぎが聞こえてきて。
さっきよりもまた、声が濡れていた。
暫く弄び、そのまま腹に舌を滑らせ、先ほど握っていた雅紀を口に含む。
「あっ…しょうちゃっ…」
雅紀は俺の髪を掴んで、前のめりに身体を起こした。
俺は構わずそのまま雅紀を口いっぱいに含む。
どうしたらいいかわからなかったけど、とにかく舐めてやった。
「あ…しょうちゃん…もっとぉ…」
雅紀の身体が捩れる。
快感をめいっぱい溜め込もうとしているように見えた。
極限まで熱を溜め込んだ雅紀は、俺の口の中で果てようとしている。
俺はどうすべきかわからなくて、そのまま口に広がる雅紀の雫の味をかみしめていた。
「あっ…あぁっ…しょうちゃぁ…」
髪を掴んでいる手に力が入る。
その手が降りてきて、俺の顔を撫でる。
「あ、もぅ…もぅ…だめっ…」
俺の顔を持ち上げようとする。
でも俺は離したくなくて、そのまま雅紀を舐めて続ける。
「しょうちゃっ…あっ…イっく…」
俺の口のなかで雅紀は果てた。
不思議と、嫌な味はしなかった。