• テキストサイズ

カラフルⅠ【気象系BL小説】

第14章 ショコラscene1


「雅紀…」


どうしていいのかわからない。


このまま進むにしても、戻るにしてもリスクしかない。


でも俺は勃起していて。


痛いほど立ち上がっていて。


「あっ…しょうちゃ…」


雅紀が短く叫んで。


俺の手の中で、どんどん熱を孕んでいくのがわかる。


こいつのなかの本物さんがさせていることなのに、雅紀は雅紀のままで。


いっそ、さっきみたいに本物さんが出てきてくれたら気が楽なのに。


そう思ってしまった自分に衝撃を受けて。


「あっ…あぁ…」


だんだん雅紀の喘ぎ声が湿り気を帯びてきて。


ゆっくりと俺の顔を見上げた。


「翔ちゃん…キスして…?」


そこには泣いている雅紀の顔はもうなくなっていて。


妖艶に微笑む雅紀がいて。


一体これは誰なのかわからなくなって。


忙しなく動く右手から意識がはなれた。


俺はその唇に吸い寄せられるようにキスをした。


そのまま雅紀を押し倒して、その唇に何度もキスをした。


俺のキスを受けながら、雅紀の手は俺のパジャマのボタンを外した。


そのまま俺の肌をまさぐる。


その刺激にまた俺は熱くなる。


/ 1124ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp