第13章 マロンscene1
和也の舌が、俺の先端を刺激する。
血液がだんだん下半身に集まってくる。
それでも俺は本に視線を置いている。
勃ちあがったソレを、窮屈そうに舐め始めた。
いやらしい水音を立てて、和也が大きな口を開けて俺を飲み込む。
こんな積極的なことは珍しい。
また今日も何かあったんだろうか。
急に凄い勢いで吸い上げられる。
「あっ…」
思わず声を上げてしまう。
和也が笑う気配がした。
癪に障ったので、まだ本を見る。
かまわず和也は舐め続ける。
俺も無視し続ける。
だけど和也の舌が執拗に裏筋を舐め始めて、限界が来た。
ソファのすぐ横に置いてある、小さなチェストに手を伸ばす。
一番上の引き出しに入っている、オイルを取り出す。
それを手に取る。
「和也、立てよ」
俺のモノから口を離し、俺を見上げる。
「立って。バスローブ脱げよ」
バスローブを脱ぐと、顔に似合わず立派なモノが現れる。
俺はそれをソファに座ったまま咥える。
「あぁっ…潤くん…」
そのまま後ろに手を回し、オイルのついた指で、和也の後ろの口にねじり入れる。