第12章 オセロscene1
指にオイルを取り出し、潤の後ろの口にそっと塗りつける。
「あ…」
小さく恥じらいの声を上げる。
「大丈夫だよ。力抜いてね?」
そういうと、指を進める。
狭い。
ぎゅうぎゅう俺を締め付けてくる。
指一本でこれだから、折角解して俺の分身を入れても、まだ痛いのだ。
オイルを内壁に塗りこむように指を動かす。
丁寧に揉み込む。
「あっ!?」
すぐに潤が反応する。
「な、なに?これ」
「ちょっと気持ちいいの入ってるオイル」
「ちょっ…そんなもの使ったの!?」
「うん。だってお前、まだここ痛いだろ?」
「え?」
「お前が痛い顔してるのなんか、耐えられないんだよ…」
「雅紀…」
感動してくれた。
潤は人情家だから、こういうセリフには弱い。
そこは計算済み。
指はその間も動かしている。
空いている手で、潤の乳首を掴む。
ここは潤も弱いところ。
「ふぁっ…雅紀ぃ…」
そろそろ下のお口もジンジンしてきた頃だろう。