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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第12章 オセロscene1


ぎゅっと根本を握ったはいいけど、全然手を動かしてくれない。


自分の腰ばかり動かしてる。


「あうっ…潤っ…扱いてっ…」


「だーめ。一緒にイクの」


「も、もう…イカせて…苦しい…」


潤ももうイキそうなくせに、ずいぶん我慢している。


汗の量が半端ない。


もう、限界だ…


俺は俺を掴む潤の手を剥ぎとって、噛み付いた。


「あーっ…」


俺の中の潤が、ぐんと大きくなった。


「雅紀っ…ばかっ…」


「ほら、イケよっ潤っ!!」


ほとんど叫ぶように喚いた。


仕上げに、下から腰を突き上げてやった。


「あっ、雅紀っ…!」


「あああっ、潤っ…!」


ほとんど同時に、俺達はイった。




そう、俺達の共通の趣味とは、セックス。


それもちょっとだけアブノーマルなやつ。


潤はマイルドめのサディストで、俺は軽い拘束マニアだった。


だった、のだ。


俺達がお互いの趣味を知って、こうやって身体を重ねるようになってからは、もう何でもありで。


意外にもSだと思っていた潤は、噛み付かれると感じてしまったり。


俺は拘束することが大好きだったが、自分がされるほうも好きだったり。


で、下品な言い方をすれば、いまヤリまくってる。


お互いを貪り合うようにヤってる。


やっと趣味が合う人間に出会えたから。


俺と潤は、そういう意味でなくてはならないパートナーなのだ。


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