第12章 オセロscene1
そこから潤の家になだれこんだ。
玄関先でもうがまんならなくて、潤に外してくれとお願いした。
でもにやっと笑って相手にしてくれない。
縋る俺を華麗にかわして、潤はベッドルームへと俺を誘う。
気がついたらベッドの上で潤に組み敷かれていた。
「あ、あ、もう…もう…お願い」
もう、俺の分身ははちきれそうで。
早く触りたくて触りたくて。
涙目になりながら懇願した。
潤は舌を出して、自分の唇をべろっと舐めた。
これはエンジンが掛かった合図だ。
「潤…お願い…っ外して、コレ」
「じゃあ、舐めて」
そう言うと潤は自分の分身を取り出した。
俺は飛びつくようにそれを口に含んだ。
「あぁ…そんなに溜まってるんだ…」
喘ぎのなかに、俺への揶揄を込める。
潤を口に含むと、みるみる大きくなる。
お前だって溜まってんじゃん。
ここ3日触ってないんだろ?
俺にはわかるよ。
潤の先走りが、すぐに口の中に広がる。
「うぅっ…雅紀っ…激しっ…」
もう額に汗を浮かべてる。
俺は必死にこいつをイかせようと動きに力を込める。
早く俺の分身を解放させたくて。