第11章 アップル・グリーンscene1-2
そういうと、相葉さんのの髪をなでて、なるべくやさしく唇に触れた。
「も、もっと…して…?」
「はぁ!?」
「あっ…ごめんっぶたないでっ…」
まだ要求してくるか!
でも、縮こまってる姿をみてたら、もうどうでもよくなってきて。
はぁっと溜息をつく。
ほんっと、コイツには弱い…
「わかったから。手、どけて?」
そっと、かばっている手をどける。
怯えた目が俺を伺ってる。
「目、閉じて?」
恐る恐る目を閉じたので、またキスをする。
一回したら、またしたくなった。
もう一回する。
なんだか止まらなくなって、何回もキスをした。
あれ?止まらないぞ?
キスしてるうちに、俺の中心はむくむくっと起き上がっていて。
意識しないようにしてたけど、こいつの身体を貪ることを考え始めていた。
あんなに自分自身に禁じていたのに。
キスひとつで、あっさりと俺はその封印を開けてしまった。
こいつの身体を傷つけてもいいから、抱きたい。
ずっと抱えていた劣情が、溢れ出しそうになってた。