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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第9章 June bud scene1


それから、ちょっとだけビールを飲み過ぎた。


和也は酒に強くないから、テーブルに突っ伏してうとうとしている。


俺はそれを和也の座る左から眺めてる。


眠ってる和也を肴にまだ少し飲む。


少し赤くなった頬を撫でる。


「まーく…」


言いながら寝落ちる。


まだ甘えモードが解けない。


いつもだったら、手をしばかれる。


これはチャンスだ。


今日は、甘い和也を抱ける。


顔がにやけるのを止められない。


どSの時の和也を相手にするときは、俺もクタクタになる。


普通の時の和也でも手こずる時がある。


でも、甘えモードの時の和也は、マシュマロを抱いているようで、甘い。


俺はこれをマシュマロモードと呼んでいる。


こういうことでもないと出てこないレアキャラだから大切に味あわなければいけない。


頬から髪をなで、耳にそのまま手を沿わす。


「あっ…」


寝てるはずなのに、甘い声が聞こえてくる。


しばらく耳をなぶって遊ぶ。


「んーっ…やらぁ…」


寝たり起きたりしながら、文句をこぼす。


「和也、やなの?」


「んー…」


「そうか、残念だな」


「あ…やじゃない」


「え?」


「もっと、さわってぇ?」


寝ぼけながら、なんとか身体を起こそうとする。


昨日もメチャクチャにヤったんだから、相当疲れてる。


でも、それでも。


ここで繋がっておかなかったら、和也が淋しくて死んでしまうから。


だからセックスするんだ。

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